選択的シングルマザーで
現役不動産業界mamaの
『すまい』『生き方』
by 『yu.』
親子関係

長引く反抗期の大学生長女のおかげで気づいた大切なこと。

yu.

日々色んな事があるのになかなかこのブログに書きに来ない現実。

けれど過去に書いたものを読み返すと、ああ、この時こう思ってたなぁ..と

そのとき深堀した感情と事実を思い返させてくれる。

日記だからもっと頻繁に書けばいいのに

言語化して文章にするのってなかなか難しいんですよね。

ブログを継続している方は本当にすごいと思います。

ただ最近はAIですんばらしい文章がかけてしまうようになったので

文才の無い自分が必死に書いた文章よりもそれらAIの書いた文章のほうが

皆さんに届くのだろうなあと切なく思いながら自己備忘録として書く。

 

私、生きづらさが原因で実はこの2年ほどカウンセリングを受けています。

トラウマを消化できるようにする手段の一つにEMDRというものがありまして

そういったものがあるというのを見つけた私は、当時、藁にもすがる思いで

資格保持者で専門家であり大学で教鞭をとられている方を頼りました。

簡単に言えば、眼球運動をしながらトラウマを思い出し、深堀りしていき

詳細に思い出すとともに、現在の大人としての冷静な思考で

その物事を改めてきちんと解釈し直していく…というような感じです。

このEMDR不思議で、カウンセラーさんが合いの手を入れて記憶をたどりやすいように

アシストしてくださるのですが、思い出したくない記憶には蓋がされているようで

そこにアクセスする瞬間、何も浮かばない”無”になる瞬間が幾度となく訪れるんです。

色んなアプローチで時間をかけながら進めていくのですが、

ぶわ~っと当時の記憶と当時の感情があふれ出す瞬間というものがやってきます。

その瞬間を逃すまいとカウンセラーさんはその解釈(子どもの頃に培った自分責めの思考)が本当に正しい?と

やさしく、今現在のあなたはどう思いますか?と問いかけながらゆっくりゆっくり

思い込みの修正をかけていってくれます。(おかげで随分普通の感覚を取り戻しました)

 

まあ、前置きが長くなりましたが、こんなことを2年ほど続けていて

自分が育った中で身に着けてしまった好ましくない思考や子育て方法などを振り返る機会になっているのですが、

ハッと気づいた瞬間があったんです。

自分が親に望んでいたのは、愛されること、愛されていると確信して自信を持つことだったと。

子どもだった私はそれを親に求めども、得られることなく大人になった。

結果、狂おしいほどに生きづらく、この歳になっても消えてしまいたい衝動にかられる人間が出来上がった。

毒母親はというと古い価値観である”親を敬え” ”親に感謝しろ” ”親は絶対”

”親の意に沿わない子供に人権なし、容赦ない鉄拳制裁で思い通りに”という考えで

躾という体裁の元、声高に子どもを虐げてきたのです。いや、もはやただのイジメ。

誰のおかげでご飯が食べられてると思ってる‼と叫んで抵抗できない子どもを暴力で

痛めつけるなんて世間で言われているモラハラ・DV旦那そのものだな、と思ったり。

(そう捉えたら、我が毒母の異常さと自分の被害にまた気がつけた)

記憶を辿り、深掘りし、ここに行きついた私が思い当たったのは自分の子育て。

負の連鎖を断ち切りたいと毒母を反面教師にと思って生きてきた私なので

さすがに身体的虐待はしなかったけれど、私はここができてなかったから

娘の反抗期は長引いて拗らせてるのだと気づいたのです!!!

それは無意識に身についていた、いや、毒母に埋め込まれた、親というものの捉え方。

”親に感謝すること” ”親を敬う心” ”育ててもらっている子どもとしての自覚”

自分が親に求められて力ずくで植え付けられたそれらを

私は無意識に今度は自分の娘に強要し、躾として必死に植え付けようとしていた。

 

理解しない、思い通りにならない娘が異質のようにも感じられ、怒る、怒る、怒る。

でも気づいたんです、ちがった。順番がちがうことことに完全に気が付いた。

私がしていることはある種のモラハラで心理的虐待にも匹敵するかも、と。

娘(子ども)が究極的に求めていることは親からの絶対的な愛情でありそれ以外ない。

それを満足に与える前に、子どもだからと言って、親を敬え、感謝しろ、

親のおかげで食べれてる、生きれてる、なんておこがましい。

子どもからすれば親なんだから当たり前でしょって話しで、ご飯食べさせるのも

お世話するのも、やさしくするもの親なんだから当たり前なんです。

感謝しろなんて、育てさせてもらって、元気に生きててくれて感謝するのはむしろ親のほう。

それを親の権力振りかざして親の威厳が、とか関係ねー。

子どもってものはきっと、ちゃんと充分な愛や親の加護を感じた上で安心し初めて

親への愛情、感謝、敬う心、などを形成していくのだと腑に落ちました。

自分はそれを経験しないまま親になったもので、それがわかっておらず

我が子にも同じことを強要していたのです。なんと恐ろしい。。

順番が違うことに気づき、娘が愛情不足なんだと気づいた私は

娘と戦うこと、しつけようとすることをやめることにしました。

いま軌道修正しないと私と同じように生きづらさを抱えた大人になってしまうと

危機感を感じた私は、子育ても終わりに使づいた最後に、とにかく愛情を伝えること

愛情で包み込んで安心感を与えることに舵を切りました。

もう大きくなって、世間では大人と言われる部類に入り、口に出して愛情を伝えるのは

なんだか恥ずかしさも感じて非常に伝えにくいのだけれど、勇気を振り絞って、

拒絶される前提で、まずはLINEにて文章で伝えるところから始めました。

今も昔も本当はずっと変わらず大切に思っていること、親として愛していること、

何者にも代えがたく大事に思っていること、生涯見方でいること、

困ったときはいつでもなんでも助けること、そして不甲斐ない母ちゃんでごめんね、と

謝罪の気持ちも込めて渾身のLINEを送りました。

返信はなく完全な既読スルー。その後数日電話にも出てくれなくて心配しましたが

何日かしたら何事もないように電話が来ました。

iPhoneを壊したから助けて、と。でも、怒られるかな?と様子を探るように。

昔の私なら”気をつけなさいよ!いくらかかると思ってるの!わかってるの⁉

自覚して大切に使いなさいよ!”と叱り飛ばしていたのでしょう。

子どもだからと、ちゃんと躾なければと、これまで私も力が入っていたのでしょうね

もう大きくなってそんなことわかっているであろう娘には何も言いません。

うん、わかったよとすぐに協力体制で調べてあーだこーだやりとりしているうちに

反抗期全開バリバリ、私に対して刃物のようにとがっていた娘が

なんとなく柔和な感じになっていることに気づきました。

効果がすげぇ、、

そんな時にThreadsで見かけた育児の専門家みたいな方のスレッドに

”子育ては親子関係がすべて、親子関係が良好であれば子育ては成功”みたいなことが

書いてあり、まさしく真髄なんだろうなぁと思い入りました。

虐げても、無理に親を振りかざしても何も効果はない。親は自分の首をしめるだけ。

そんなことより愛で包んで絶対的に見方でいて自信という人間の根幹を大きく育て、

最低限の躾をやさしく教えていくだけでいいと思い至りました。

19歳の長女には間に合うかわかりませんが、これからは愛だけをたっぷり伝え守り、

子育て2週目の下の子にはこのことを肝に銘じて子育てしていこうと誓った母なのでした。

いや~、毒親に育てられた人間が子育て難しいのってここなんだわ、きっと。

どれだけ身体的虐待、心理的虐待を繰り返さないようにとめたと思っても

無意識化に植え付けられた価値観?見て育った親の背中が間違ってたら

そこになかなか気づけない。=精神的な負の連鎖を起こしやすい。

この構図がわかっただけでも本当に2年間カウンセリングを続けてよかった

無駄じゃなかったな、と思う。

ABOUT ME
yu.
yu.
現役不動産業界女
/選択的シングルマザー
大阪在住。不動産業界13年、住宅が大好きな現役不動産業界mama。
18歳長女と選択的シングルマザーとして出産した2歳長男を育てるアラフォー。
『金の亡者』みたいな人たちばかりのこの業界で謎の正義感から独立、起業。
なんとか生き延びてマイクロ法人経営6年目。いつも何かと戦ってます。
地に足付けて生きたくて、シングルマザーですが持家派!新築戸建のマイホームを二度購入経験あり。
自立して強く生きたい女性へ贈る実録blog. シンママ歴15年。こんな生き方もありますよ。

購読には会員登録が必要です

「半角英数字」と「大文字1個以上」を含む、8文字以上

会員登録には 利用規約/特定商取引法に基づく表記 への同意が必要です。

すでに会員の方はこちら

ログインして記事を読む

メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れた方
新規会員登録はこちら

パスワード再設定

パスワードを再設定します。入力したメールアドレスに再設定用のURLをお送りしますので、パスワードの再設定を行なってください。
キャンセル
記事URLをコピーしました