選択的シングルマザーで
現役不動産業界mamaの
『すまい』『生き方』
by 『yu.』
暮らし

シングルマザーのマイホーム事情

yu.

シングルマザーでも持ち家可能です。

持ち家か賃貸か。シングルマザーでなくても、一般家庭でも起こるこの論争。

どちらが正解かは時と場合によりケースバイケースなので一概には言えませんが

私個人は持ち家派です。その理由はいくつかあるのですが

  • 一家の大黒柱であるシンママの自分に万が一のことがあった場合の子ども達への保険代わり
  • 他人のためにお金を流し続ける賃貸とちがって自分の資産形成になる
  • 所有不動産があることの信用形成
  • 住宅ローンが組めることによる金融機関の信用形成
  • 根無し草にしたくない!子どもの安定した居場所づくり
  • 自分の持ち家に暮らしているという自分自身の安定
  • 借りものだと気を使って、退去時の修繕費を気にしながら暮らしたくない
  • 他人の都合で転居をせざる得ないかもしれない可能性の排除
  • 家賃とローン返済、毎月同じ支払額だとしても住宅ローンを組む方が良い家に住める

以上のような理由から私は賃貸より持ち家派。

一般的に持ち家によるデメリットと言われることも書いておくと

  • 住宅ローンという負債を抱える
  • 毎年固定資産税がかかる
  • 簡単に住み替えできない
  • 近隣に変な人がいた場合、少々厄介
  • 住まいに不具合が生じた場合の修繕費は自分負担

このあたりでしょうか。

まぁ住宅ローンという負債は背負うのですが、これは金融機関がお金を貸せる人物であるという証明にもなり、自身の信用に繋がるもの(これを与信と言います)。

それに賃貸でも他人様から借りているものの対価として家賃支払いがありますから、必ず払わないといけないものとしてローン返済も家賃支払いも同じことでは?と思います。

毎年かかる固定資産税の具体的な金額感を知らず、不動産所有は固定資産税がかかる=負担が大きいと敬遠されている方も多いですが、実際はそんなに大きな金額ではありません。不動産のあるエリア、規模、グレード、築年数によって固定資産税額は変わってきますが、例えば大阪府内の普通の小ぶりな住居であれば月額1万円(年額12万円)程度かと思います。実際私の新築戸建の固定資産税は新築住宅の減額が適用されて築後5年目までは年額12万円ほどです。(6年目以降は概算で18万円ほどになるかと思います)

そして、何か住み替えの必要が生じたときに気軽に転居が可能なことは賃貸の良い面であり、持ち家の住み替えとなるとやはり売却や住宅ローンの手続きなどが発生するので確かに住み替えの気軽さだけは賃貸に軍配が上がりますが、持ち家だからと言って絶対転居ができないわけではありません。

売却時に損をしないリセールバリューを考慮した住宅を購入していれば損金なく住み替えが叶う場合もありますし(不動産業にいる私はこれに成功。1件目の新築は5年所有して、諸費用合わせ実質プラマイゼロ。5年間居住費0円、ただで新築に住んでいた計算。)、住宅ローンと家賃の二重払いが可能な場合は住宅ローンを払いつつ賃貸を借りて引っ越してもいい。賃貸ほど手軽に住み替えはできませんが、持ち家だからといって絶対住み替えができないわけではない。

持ち家だからと言って一生そこに住まないといけないわけでもない!

例えばシングルマザーさんの場合、再婚して他の地に住むことになるかもしれない、親の介護で実家のあるエリアに住むことになるかもしれない、田舎暮らしがしたくなって全く違う地方へ移住するかもしれない・・etcなど人生のステージに合わせて居住地が変わる可能性もあるはず(実際私が経験済み)。そういったことに柔軟に対応できるように備えておけば自宅を購入して持ち家であったとしても困ることはありません。

ただ同じシングルマザーとして、先の見通しのない無計画な購入はすすめません。

自分の成績と儲けのことしか頭にない不動産の営業マンの口車に乗せられないように絶対気をつけて!!

販売中の物件に問い合わせをして不動産会社の営業と話しをしたとしても、その相手はあなたの先々の人生なんか絶対に考えてくれないし、責任も取ってくれない。その営業の頭の中にあるのはどうやってこのお客にこの家を買わせようかということだけ。

このお客を他社に行かせず自分のお客として何かしら物件を契約させようと、キツいノルマのかかった不動産業の営業はまずそれしか頭にありません。この業界に長く身を置きたくさんの不動産営業マンの裏側を見てきた私がほぼ100%と断言してもいい。皆さんお気をつけて。

その他に、近隣住民や隣地所有者に変な人がいた場合。これは少々厄介です。関わらなくてもよいレベルなら大して影響ありませんが、隣地や真裏や真向かいなど生活上嫌でも関りが生じるような位置関係だと多少厄介です。これは要注意。購入するときなどに自身でしっかり確認、不動産屋さんにもヒアリングしましょう。

それにワンチャン、不動産価格上昇による売却益の可能性もありますしね。

これは株など投資と同じで、どうなるかはわかりません。

けれど、万が一の場合の家族への保険にもなり、自身の資産形成になり、

自身の信用の証明にもなり、ワンチャン投資としての側面もあり。

家賃の場合は、他人(所有者)のためにただお金を垂れ流すだけ。今月そこに住む権利以外なにひとつ得られるものはありません。

毎月10万円の家賃だとすると年間120万円。10年で1200万円。30年で3600万円だけなんですを他人様のためにただ支払い続けるだけ

これが住宅ローンの返済であれば30年で金利を含んだ3600万円を返済したことになり、その分その不動産は自分のものになってます。もしかしたら完済して住宅ローンの返済も無くなってるかも。そしたら固定資産税と修繕費以外の住居費はかからず自分の家に住み続けることが可能なんです。

老後も住居の心配をすることなく自分の家に住み続けてもよし、

そうやって形成した資産である住宅は人に貸して家賃収入を得てもよし、

売却して現金化してもよし。

現金一括購入する人以外、誰でもいつでも買えるわけではないのが不動産なので

(ローンを組んで不動産を購入する場合、収入と信用と健康が必要。)

『yu.』
『yu.』

買えるうちに買っておきましょう、というのが

私自身の結論です。

(シングルマザーの場合は、怪我や病気で働けなくてローン支払いに困らないように最低限保険に入って備えておくことが大事)

ではどうやったら家が買えるのか

自分はいくらぐらいの物件が買えるのか、支払いはいくらなのか、

ローンを組めるのか、どのタイミングでの購入がいいのか、

いまの自分は賃貸/購入どちらがベストなのか、

自分たち家族のベストな住宅に安心してめぐり逢うにはどうしたらいいのか?

それは次回書きたいと思います。

私の経験が、住宅に対する疑問や不安を抱える誰かの参考になればいいな。

いつでもご質問くださいね。

では今日も、頑張るひとり親仲間の皆さん、応援しています!

『by yu.』

ABOUT ME
yu.
yu.
現役不動産業界女
/選択的シングルマザー
大阪在住。不動産業界13年、住宅が大好きな現役不動産業界mama。
18歳長女と選択的シングルマザーとして出産した2歳長男を育てるアラフォー。
『金の亡者』みたいな人たちばかりのこの業界で謎の正義感から独立、起業。
なんとか生き延びてマイクロ法人経営6年目。いつも何かと戦ってます。
地に足付けて生きたくて、シングルマザーですが持家派!新築戸建のマイホームを二度購入経験あり。
自立して強く生きたい女性へ贈る実録blog. シンママ歴15年。こんな生き方もありますよ。

購読には会員登録が必要です

「半角英数字」と「大文字1個以上」を含む、8文字以上

会員登録には 利用規約/特定商取引法に基づく表記 への同意が必要です。

すでに会員の方はこちら

ログインして記事を読む

メールアドレス
パスワード
パスワードを忘れた方
新規会員登録はこちら

パスワード再設定

パスワードを再設定します。入力したメールアドレスに再設定用のURLをお送りしますので、パスワードの再設定を行なってください。
キャンセル
記事URLをコピーしました